島津斉彬 自筆短冊

島津斉彬 和歌短冊 販売

 島津斉彬(1809-1858)は早くから外国に目を向け、諸外国と対等になるためにその先進技術を取り込み、洋式産業を興したり洋式兵備を図ることで、日本を富国強兵に導こうとした薩摩藩主です。

四海波静

(四海 波 静か)

異国の舩のたよりも跡たえて なミしつかなる四方の海はら

(異国の船の便りも跡絶えて 波静かなる四方の海原)

 本作は、その斉彬が藩主時代に書いたと思われる豪華な短冊です。

 1853年にペリーが艦隊を率いて開国を迫ったのを端緒に、西洋列強も日本との通商を要求し、国内の世情が沸騰惑乱しました。その西洋列強の艦船が日本近海を離れた平穏な一時期に詠まれた歌でしょうか、またはそう祈願した歌でしょうか。しかし本作の歌とは裏腹に、斉彬が急死してから後は、欧米列強と不平等な修好通商条約を結ぶなど日本は開国に向けて突き進み、倒幕、明治維新を迎えることとなります。

 斉彬直筆の筆使いと保存状態のすばらしさから、幕末動乱期を身近に感じることができる逸品です。


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